第二部 原子力発電所のもつ社会課題と現状を伝える博物資料館の紹介
はじめに


今年2026年1月、東京電力の柏崎原子力発電所6号機が15年ぶりに再稼働を果たした。また、各地の原発も稼働を求める動きが加速している。現在のように電力需要が急増する中で、やむを得ない選択と受け取られてはいるが、依然として原発安全への懸念と住民の反対も強い上、再稼働に関わる技術上の課題も多い。今回は、こういった原子力発電所問題の現状と課題伝える博物資料館を取り上げてみた。 ちなみに、2011年3月以前には日本には54基の原発があり、日本で使う電力の30%前後を原子力で賄っていたという。しかし。東日本大震災で、東京電力の福島第1原子力発電所が重大事故を起こしたことで、日本における原子力発電の在り方は大きく変わっている。
2013年、政府は原発に対する新規制基準を施行、地震や津波に備え、従来よりも厳しい安全基準をクリアすることを求めた。また、原発が立地する自治体では、再稼働か否かが首長選挙の争点となったり、住民から運転差し止めの訴訟が相次いで提起されたりしている。巨額のコストを掛けて安全対策をしても、再稼働にはいくつものハードルが待ち受けている。

2018年7月時点で新基準にパスして再稼働にこぎ着けているのは、大飯(関西電力)、高浜(関西電力)、玄海(九州電力)、川内(九州電力)、伊方(四国電力)の5発電所の9基。西日本エリアに集中しており、事故を起こした福島第1原発とはタイプが異なる「加圧水型」である。また、福島第1と同じ「沸騰水型」では、柏崎刈羽(東京電力)の6・7号機、東海第2発電所(日本原子力発電)、女川(東北電力)が新基準に合格している。ただ、福島第1と同型であることや、特に東日本では震災の記憶が強く残っていることから、地元住民・自治体の合意を得ることは容易ではなく、再稼働の目途は立っていない。
こういった状況を踏まえ、今回の博物館紹介では現在の原発の稼働状況、課題を示すと共に、各電力会社による原子力発電所の運営する資料館、広報・展示施設を紹介することとする。
・参照と引用:日本の原子力発電所マップ https://www.nippon.com/ja/features/h00238/
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❖ 現在の原子力発電所の稼働状況
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♣ 原子力PRセンター「とまりん館」(北海道電力)
所在地:北海道古宇郡泊村大字堀株村古川45番地1 TEL 0135-75-3001
HP: https://www.hepco.co.jp/corporate/nextgeneration/tomarin/index.html


→ 北海道電力が1991年に原子力発電への理解と親しみを持ってもらおうと設立した原子力PRセンター(原子力科学博物施設)。センターには「原子力展示」、西積丹の自然や歴史などを紹介する「地域展示」、科学の不思議を体験できる「科学展示」の3コーナーが設けられている。このうち、原子力展示コーナーには、原子力発電への理解を深めるために泊発電所3号機をモデルとした原子炉や蒸気発生器の模型を使って原子炉発電の仕組みが体験コーナー、タッチ式モニターを使った「発電の仕組み」や「安全管理」に関するクイズもある。また、泊発電所に関するバーチャルサイトも設けられていて、リアルに原発の仕組みがわかる構成になっている。(See: https://www.hepco.co.jp/tomari-virtual/index.html)
ちなみに、泊原子力発電所は、現在、1号機(1989年6月営業運転開始)、2号機(1991年4月営業運転開始)、3号機(2009年12月営業運転開始)が運転を続けており、その発電設備容量(出力)は207万KWで、北海道の電気の約40%を賄う重要な電源となっている。



・参照:泊発電所の概要(北海道電力)https://www.hepco.co.jp/energy/atomic/about/index.html
・参照:泊発電所バーチャルサイトhttps://www.hepco.co.jp/tomari-virtual/index.html)
・参照:泊発電所 – Wikipedia
・参照:泊原子力発電所 (泊村公式ホームページ)https://www.vill.tomari.hokkaido.jp/sangyoshigoto/energy/furusato/ene3.html?cat=/sangyoshigoto/energy/furusato/
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♣ 女川原子力PRセンターと女川原子力発電所(東北電力)
所在地:宮城県牡鹿郡女川町塚浜字前田123 Tel. 0225-53-3410
HP: https://www.tohoku-epco.co.jp/pr/miyagi/onagawa.html


→ 女川原子力PRセンターは、原子力発電のしくみ、発電所安全性の取り組み、放射線やエネルギーなどについて体験的に学ぶ施設として設立された。原子炉1/2模型、バーチャル映像、パネル展示等により原子力発電の様子や女川原子力発電所の役割などを詳しく学ぶことが出来る。
女川原子力発電所は、太平洋に面する三陸海岸の南部、女川湾の南側湾口部の三陸リアス式海岸を見下ろす高台に位置しており、東北電力の保有する原子力発電所としては、最も早い時期に建設された発電所である。東京電力とは電力融通を行い(特に夏)、関東地方の電力需要のバックアップ機能も併せ持っている。原子炉1号機は既に廃炉工程に入っており、3号機を対象にプルサーマル計画の実施も検討されている。
2011年3月の東日本大震災では、震源から最も近く、1号機と3号機が通常運転中、2号機も原子炉起動中であったが、3基とも幸い設計通り自動冷温停止して無事であった。



・参照:女川原子力発電所(東北電力ホームページ)https://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/safety/onagawa/introduction.html
・参照:女川原子力発電所 – Wikipedia
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♣ 東通原子力発電所PR館 「トントゥビレッジ」(東北電力)
所在地:青森県下北郡東通村大字小田野沢字見知川山1-809 Tel. 0175-48-2777
HP: https://www.tonttu-village.jp/


→「トントゥビレッジ」は、青森県下北半島にある東通原子力発電所のPR館。原子力発電の仕組みやエネルギーについて学べる施設であるが、観光を兼ねたテーマパークとなっている。館内は展示だけでなく身体が動かせるすべり台や遊べるスペースも設けられている。また、植物の観察や昆虫なども楽しむことが出来、展望室からは発電所や太平洋までもが一望できる。
なお、東通原子力発電所は、東北電力と東京電力ホールディングスの2社が敷地を保有しているが、1号機は2011年の地震以降停止中で安全対策工事中、東京電力の1・2号機は着工後、福島第一原発事故の影響で本格工事を見合わせており現在は稼働していない。



・参照:東通原子力発電所PR施設“トントゥビレッジ (子供とお出かけ情報「いこーよ」)https://iko-yo.net/facilities/29629
・参照:東通原子力発電所 – Wikipedia
・参照:東通原子力発電所 リアルタイムデータ | 東北電力 HP: https://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/safety/higashi/realtime.html
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♣ 六ヶ所原燃PRセンター(日本原燃)
所在地:青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字上尾駮2-42 Tel. 0175-72-3101
HP: https://6prc.jp/guide/
HP: https://6energypark.com/visit/6prc.html


→ 六ケ所原燃PRセンターは、ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センター、再処理工場などの「原子燃料サイクル施設」を紹介する施設。工場模型や映像、パネルで、その活動を紹介するとともに、原子燃料サイクルに関係の深い原子力・放射線についてのコーナーも用意し解説を行っている。六ヶ所再処理工場は、日本原燃が所有する核燃料の再処理工場で、その中から核燃料のウランとプルトニウムを取り出す再処理工場。青森県上北郡六ヶ所村弥栄平地区に建設が進められている。2006年より実際に使用済み核燃料を使ったアクティブ試験を行っている。ラ・アーグ再処理工場での実機訓練など、核燃料サイクル事業で先行するフランスから技術協力を受けて運営。1997年竣工予定で1993年に着工したが、様々なトラブルが相次ぎ竣工は26回延期している。また、2024年には27回目の延期を行い、2026年度中の完成をめざす方向で調整しているという。


・参照:日本原燃サイクル情報センター(青森県) https://cic-aomori.jp/
・参照:六ケ所げんねん企画株式会社 https://gnkkk.jp/
・参照:六ヶ所再処理工場 – Wikipedia
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♣ 東海原子力館・東海テラパーク(日本原子力発電東海第二発電所)
所在地:茨城県那珂郡東海村白方1-1 Tel. 029-287-1252
HP: https://www.japc.co.jp/gendenkan/tokai/index.html


→ 東海テラパーク(東海原子力館)は、茨城県東海村にある日本原子力発電が運営する東海第二発電所の付帯施設。原子力発電の仕組みや安全性を模型、映像、VRなどを通して広報を目的として設立された。なお、この東海テラパークは規模を縮小したため、代替施設として東海村中心部に別館を開設している。本体の東海第二発電所は首都圏にある唯一の原子力発電所であり、日本初の百万kW級の軽水炉発電所であった。2011年の東日本大震災時には原子炉が自動停止し、福島第一原子力発電所事故のような深刻な原子力事故には至らなかったという。震災以降は発電を休止している。稼働していた時期、東海第二発電所の発電電力は東京電力と東北電力に売電供給されていた。



・参照:東海テラパーク(別館)(日本原子力発電株式会社)https://www.japc.co.jp/gendenkan/tokai/index.html
・参照:東海第二発電所 | 日本原子力発電株式会社https://www.japc.co.jp/plant/tokai/dai2top.html
・参照:東海第二発電所 – Wikipedia
・東海テラパーク(南流山通信)http://www.minami-nagareyama.org/gallery/ibaragi/terrapark.htm
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♣ 東京電力 廃炉資料館(福島第二原子力発電所)
所在地:福島県双葉郡富岡町中央三丁目58番地 Tel. 0120-502-957
HP: https://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/decommissioning_ac/
・参照:https://mainichi.jp/articles/20180728/k00/00m/040/103000c


→ 1911年3月に起きた東日本大震災の大津波を引き金としておきた福島の原発事故の記憶と記録・反省と教訓、廃炉現場の最新状況等を発信するために東京電力が設立した資料館。原発事故に関わる豊富な展示などから、事故当時の状況、事故の教訓や廃炉進捗状況について詳しく知ることができる。事故発生時の様子、現在の原子炉の様子をCGや実際の映像を交えながら疑似体験できる資料館となっている。館内はプロローグ、記憶と記録、廃炉現場の姿、情報スペースの4つの展示ゾーンからなっている。具体的には以下のような構成で展示が行われている。


<展示内容>

*ゾーン1 :プロローグ
*ゾーン2: 記憶と記録・反省と教訓 ―原子力事故を振り返り、反省と教訓を伝える展示ー
☞ 展示は、3.11・時のオブジェ、シアターホール、原子力発電とは!?、福島第一事故の対応経過、1~4号機の事象、その時中央制御室では、福島第二の対応、反省と教訓、3.11から今、福島原子力事故時系列となっている。
*ゾーン3: 廃炉現場の姿 ―廃炉事業の全容と最新の現場の状況の展示―
☞ 展示では、エフ・キューブ〈F・CUBE〉、福島第一で働くひとびと、廃炉への取り組みゲート、汚染水・処理水対策、燃料取り出し・燃料デブリ取り出し、労働環境改善、廃棄物処理、技術開発と研究施設の紹介、福島第一・中長期ロードマップ、廃炉現場のロボット、福島第二原子力発電所の安全への取り組み、世界の廃炉対応となっている。
*ゾーン4: 情報スペース ―福島復興への取り組み、原子力や放射線等の情報の展示―
☞ 展示では、復興連携ギャラリー、原子力情報コーナー、放射線情報・コミュニケーションスペーとなっている。
なお、ユーチューブで廃炉資料館をバーチャルで見学することも出来るようだ。
・参照:東京電力廃炉資料館―施設紹介― https://www.tepco.co.jp/fukushima_hq/decommissioning_ac/facilities-j.html)
・参照:東京電力廃炉資料館へようこそ(YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=nN-YRdCXqRo
・参照:施設紹介「東京電力・廃炉資料館」(福島県ホープツーリズム)https://www.hopetourism.jp/facility.html?id=40・参照:廃炉プロジェクト|福島への責任|東京電力ホールディングス株式会社https://www.tepco.co.jp/decommission/
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♣ 福島第一原子力発電所 サービスホール・原子力情報コーナー(東京電力)
所在地:福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22
HP: https://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/nu_corner/index-j.html


→ この原子力発電所サービスホールは、原子力発電の仕組みや安全対策、廃炉の現状に関する資料展示施設として開設されたもの。同所内には「原子力情報コーナー」があり、福島第一原子力発電の関連文書が公開されていて見学や情報収集の拠点となっている。原子炉の模型(1/5サイズ)や実際の廃炉作業の様子を紹介する展示があり、福島第一原発の仕組みや現在の取り組みを発信している。 ちなみに、福島第一原子力発電所は1971年3月に1号機の運転が開始され、以降1979年までに6号機まで順次運転が行われた。しかし、2011年3月11日、東日本大震災に起因する炉心溶融や建屋爆発などが発生して史上最悪の重大事故となった。これを受け、事故を起こした1 – 4号機が翌年4月に廃止、定期点検中で比較的被害も少なかった5・6号機も再稼働することなく2014年1月に廃止された。現在は全ての原子炉において廃炉作業が続けられている。


・参照:福島第ー原子力発電所の廃止措置等の進捗状況( 1 FOR ALL JAPAN) https://1f-all.jp/information/general/20260121_01/
・参照:福島第一原子力発電所 – Wikipedia
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♣ 柏崎刈羽原子力発電所サービスホール(東京電力)
所在地:新潟県刈羽郡刈羽村大字刈羽4236-1 Tel. 0120-34-4053
HP: https://www.tepco.co.jp/niigata_hq/communication/s_hall/index-j.html


→ 柏崎刈羽原子力発電所サービスホールは、東京電力が運営する柏崎刈羽原発の広報・展示施設。展示では5分の1の原子炉模型、6・7号機中央制御室の大型モニター、3D立体映像などで原子力発電技術の内容について詳しく紹介している。ホールには展示館(エコロンの森)があり、原子力発電のしくみや発電所の安全対策などの解説がなされている。




柏崎刈羽原子力発電所についてみると、1号機から7号機までの7基の原子炉があり、合計出力は821万2千kWの日本最大の原子力発電所である。1997年に7号機が営業運転を開始したことで、カナダのブルース原子力発電所の出力を抜き、世界最大の原子力発電所となっている。発電された電気は、新新潟幹線および南新潟幹線の2系統を通じ、各々現行50万V送電により首都圏に電力が送電されている。 2011年の福島原発の事故後、」2014年、同柏崎刈羽原子力発電所は1〜7号機全てが定期検査および新規制基準適合性審査中を理由に停止している状況。しかし、同発電所は、2025年12月に再稼働の地元同意を得て、6号機が2026年1月に再稼働(臨界到達)開始した。しかし、直後の1月22日、制御棒の警報発生により操作を中断、原因調査と点検のため同日に計画を停止している。
・参照:サービスホールに行ってきました!(東京電力ホールディングス)https://www.tepco.co.jp/niigata_hq/learningmore/leaflet/nakata/watashikk/hall/
・参照:柏崎刈羽原子力発電所 – Wikipedia
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♣ 浜岡原子力館と浜岡原子力発電所(中部電力)
所在地:静岡県御前崎市佐倉5561
HP: https://www.chuden.co.jp/hamaoka-pr/


→ 浜岡原子力館は、中部電力の浜岡原子力発電所に併設された広報・PR施設で、原子力発電や環境とエネルギーなどを模型や映像、体験型展示を通して親しく学ぶことができる。施設内はオムニマックスシアターを含め、大きく地球・エネルギー、原子力のしくみ、安全対策、原燃サイクルなどA – Gの7つに分けられ、原子力発電について学ぶことができる。また、子供も楽しみながら原子力発電について学べるプレイランドも設置されている。



浜岡原子力発電所は、中部電力唯一の原子力発電所。1号機から5号機まで5つの発電設備があるが、1号機と2号機は2009年1月に運転を終了している。この発電所は、東宝が製作した1984年の怪獣映画『ゴジラ』の作中、ゴジラに破壊される「井浜原子力発電所」が浜岡原子力発電所がモデルとなったことでも知られる。・参照:浜岡原子力発電所について(浜岡原子力発電所)https://www.chuden.co.jp/energy/nuclear/hamaoka/
・参照:浜岡原子力発電所 – Wikipedia
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♣ 北陸電力アリス館志賀と志賀原子力発電所(北陸電力)
所在地:石川県羽咋郡志賀町赤住ヌ部21番地 Tel. 0767-32-4321
HP: https://www.rikuden.co.jp/alice/
HP: https://www.rikuden.co.jp/outline1/


→ アリス館志賀は、石北陸電力の志賀原子力発電所内に併設する形で1994年に開設された原子力発電の展示・PR施設。名称は『不思議の国のアリス』から採用したもので、アリスの登場人物が原子力発電や志賀原子力発電所、エネルギー問題などについて分かりやすく説明する形式をとっている。施設内は幾つかのゾーンに分かれており、そのうち「アリスの館」では、志賀原子力発電所の概要や特徴、「アリスの森」では原子力発電の必要性・メリット、「アリスの広場」では原子力発電の制御構造と安全性、「アリスの花園」ではクイズ形式で放射線、「アオムシ博士の青空教室」ではクイズ形式で放射線についてやさしく解説している。とかく難しい原子力の世界を子ども達にも親しみやすく知ってもらおうと工夫したところに特色があるといえよう。



なお、志賀原子力発電所は、1993年に1号機が完成・運転をはじめた比較的新しい原子力発電所である。北陸電力では1957年頃から原発の取り組みをはじめたが、設置場所の選定、住民の反対などにより大幅に遅れた1990年代になって運用をはじめている。2003年には2号機が設置されたが、様々なトラブル発生、福島原発事故などによって、2011年度以降、1号機、2号機とも発電は行っていない。初の名称は「能登原子力発電所」であったが、後に「志賀原子力発電所」に改めている。
・参照:能登半島地震に伴う志賀原子力発電所の設備状況(志賀原子力発電所の紹介) 北陸電力株式会社https://www.rikuden.co.jp/outline1/shika_noto.html
・参照:子どもと一緒に電気やエネルギーについて学べる「アリス館志賀」(志賀町 Discover Noto) https://discover-noto.com/11510/
・参照:「アリス館志賀」のリニューアルhttps://www.rikuden.co.jp/press/attach/99120901.pdf
・参照:志賀原子力発電所 – Wikipedia
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♣ 能登原子力センター( 能登原子力センター)
所在地:石川県羽咋郡志賀町安部屋亥34−1 Tel. 0767-32-3511
HP: https://noto-gen.or.jp/


→ 能登原子力センターは、原子力や放射線、エネルギーなど、原子力にまつわる様々な情報を学ぶ情報科学館。センター1階は、クイズやゲームを通して五感で原子力を学べるコーナー、2階はくつろぎの空間として原子力関係図書コーナーなどがある。館内の展示内容をみると、「あともすラボ」で原子、原子核、放射線、核燃料サイクル、原子力発電の原理など基礎的な知識、「たんけんステーション」では原子力発電所の仕組みや安全性について紹介、「エネルギー・電気コーナー」ではエネルギーや電気などの科学基礎を模型で分かりやすく紹介、「しらべるサロン」には図書コーナーが備えられている。 なお、 原子力やエネルギーについて学べる情報科学館「能登原子力センター」のYouTubeチャンネルが設けられているので参考になる。


・参照:公益財団法人 能登原子力センター – YouTube https://www.youtube.com/channel/UCQ9RV7Q4IsfCUtAftP6pl5A
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♣ 福井県原子力の科学館「あっとほうむ」
所在地:福井県敦賀市吉河37-1 Tel. 0770-23-1710
HP: https://www.athome.tsuruga.fukui.jp/


→ 「あっとほうむ」は、電気やエネルギー、原子力について学ぶことの出来る“学習遊園地”型の学習用施設。館内には、科学の広場、サイエンスラボ、ニューエナジー・ハイキング、ミックスパークなどがあり、ゲームやクイズに挑戦しつつ、エネルギーや科学、原子力や環境など、8つの展示ゾーンがあり、見学を通じてさまざまな知識を得ることができる参加体験型の施設となっている。また、一般見学・学習のほか、専門的役割として原子力環境監視センターが併設されていて、福井県内にある敦賀発電所・ふげん、もんじゅ、美浜発電所、大飯発電所、高浜発電所の観測データ、活動状況、安全性についてのモニタリングを行っているのも特色。なお、福井県には、1970年に運転を開始した日本原子力発電㈱敦賀原子力発電所 1号機を始めとして、現在、15基(廃止措置中を含む)の原子力発電施設が、敦賀市、美浜町、高浜町、おおい町の4市町に立地し活動している。


・参照:展示館ガイド「原子力の科学館あっとほうむ」(福井原子力センター) https://www.athome.tsuruga.fukui.jp/floormap
・参照:原子力の科学館「あっとほうむ」 (福井ミュージアムズ) https://fukui-archive.com/museums/article-910/
・参照:福井県原子力環境監視センターhttps://www.houshasen.tsuruga.fukui.jp/
・参照:原子力の科学館「あっとほうむ」(子供とお出かけ情報「いこーよ」)https://iko-yo.net/facilities/23604
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♣ 敦賀原子力発電所(日本原子力発電)
所在地:福井県敦賀市明神町1 Tel. 0770-26-9006
HP: https://www.japc.co.jp/gendenkan/tsuruga/index.html


→ 敦賀発電所は、日本原子力発電が運営する原子力発電所で、福井県の敦賀半島東側の浦底湾に面して建設されている。通称は「げんでん敦賀」、福井県で初めて開設された発電所である。発電所の1号機は日本最初の軽水炉で、商用炉として東海発電所に続く2番目の商用発電施設である。近くには、日本原子力研究開発機構の新型転換炉「ふげん」(廃炉)、20km圏内には、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」や関西電力の美浜発電所もある。
また敦賀発電所は、日本で唯一沸騰水型軽水炉と加圧水型軽水炉の形式が異なる2種類の原子炉を運用している発電所でもあるのが特色。敦賀発電所で発電された電力は、関西・中部・北陸の各電力会社へ売電されている。日本最古の軽水炉と知られる敦賀1号炉は大阪万博の開会式の日に営業運転を開始し、万博会場へ初送電したことでも知られる。
発電所近くにPR施設「敦賀原子力館」が設置されており、敦賀発電所のしくみや発電所周辺の自然環境などについて模型や映像を使ってわかりやすくご紹介している。
・参照:敦賀発電所 – Wikipedia
・参照:敦賀原子力館(中部広域観光ポータルサイト)https://go-centraljapan.jp/ja/industry/detail_133.html
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♣ 美浜原子力発電所と同PRセンター(関西電力)
所在地:福井県三方郡美浜町丹生 Tel. 0770-39-1210
HP: https://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/mihama/(美浜原子力発電所)
HP:https://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/pr/mihama/index.html (PRセンター)


→ 美浜発電所は、若狭湾に面する敦賀半島の西部に日本の電力会社として初めて建設された関西電力の原子力発電所。1号機及び2号機は廃炉作業中で、3号機は40年超えた原発として福島事故後、新規制基準のもとで再稼働している。この美浜発電所は関西電力初の原子力発電所で、日本初の加圧水型軽水炉(PWR)として。1970年、の大阪万博博覧会に「原子の灯」をともした。しかし、2004年には、冷却系の復水系配管破裂により放射線の漏洩はなかったものの5名が死亡するなどの事故も起こっている。福島原発事故後の2011年には可搬式の発電機、空冷式の発電機の搬入がされ、海抜32メートルの位置に同様の設備を設置することも検討中という。

なお、発電所に向かう丹生大橋の入り口に、発電所のPR施設「美浜原子力PRセンター」が設置されている。ここでは、1/25模型で原子力発電所が再現されており、原子力発電のしくみやエネルギーについて学ぶことができる。また、特殊映像(AR技術)を使って地震・津波などに対する安全性向上対策、高経年化対策などを見ることができる。
・参照:美浜発電所「パイオニアとして(事業概要・関西電力)https://www.kepco.co.jp/energy_supply/supply/ichiisenshin/thought/message2.html
・参照:美浜発電所 – Wikipedia
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♣ 島根原子力発電所と島根原子力館(中国電力)
所在地:島根県松江市鹿島町佐陀本郷2955
HP: https://www.energia.co.jp/atom_info/shimane/index.html (島根原子力発電所)
HP: https://www.energia.co.jp/atom/atom14.html(島根原子力館


→ 島根発電所は、1974年に営業運転をはじめた中国電力の原子力発電所。日本の電力会社が設置する原子力発電所としては、美浜発電所、福島第一原子力発電所に続いて全国で3番目に開設された原子力発電所である。中でも島根発電所1号機は日立製作所が全面的に受け持って建設された国産第1号の原子炉とされる。沸騰水型軽水炉を採用しており中国電力で唯一の原子力発電所である。2011年、原子力規制委員会は新規制基準を導入したが、中国電力はこれに対応するため、安全対策を強化、2024年まで運転停止している。なお、島根原子力発電所は、日本で唯一、県庁所在地に立地する原子力発電所であることでも知られる。


発電所に隣接する島根原子力館は海抜150mの高さにあり、島根原子力発電所や深田運動公園はもちろん、日本海や宍道湖などの素晴らしい眺めを一望することができまるロケションにある。施設内は「原子力発電コーナー」や「発電チャレンジコーナー」「燃料サイクルコーナー」「安全対策コーナー」などに分かれていて、「原子力発電コーナー」では島根原子力発電所2号機の原子炉格納容器の一部を実物大で再現した模型を展示。直径51mmの鉄筋を手に取り重さを体感できる。
・参照:島根原子力発電所の現況https://www.pref.shimane.lg.jp/bousai_info/bousai/bousai/genshiryoku/simagen.data/Chapter3-7-22.pdf
・参照:松井 康真がゆく原子力最前線 ~第3回島根原子力発電所3号機 完成間近!(日立製作所)https://www.hitachi.co.jp/products/energy/portal/highlights/case_038.html
・参照:島根原子力発電所 – Wikipedia
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♣ 伊方原子力発電所と伊方ビジターズハウス(四国電力)
所在地:愛媛県西宇和郡伊方町九町字コチワキ3-204 Tel. 0894-39-1399
HP: https://www.yonden.co.jp/energy/atom/ikata/ 伊方原子力発電所
HP:https://www.yonden.co.jp/energy/atom/tour/ikata_visitorshouse.html 伊方ビジターズハウス


→ 伊方発電所、四国島最西部の佐田岬半島付け根付に位置した四国電力の原子力発電所。1号機(初号機)は1972年に原子炉設置許可を受け、1977年9月に運転を開始している。2017年に運転40年目を迎え、新規制基準適合のための対策や安全対策を検討していたが、運転期間延長を見送り、2016年5月に廃止、2号機も2018年5月に廃止を決めている。一方、3号機については、2015年7月に国の安全審査に合格し、2016年8月再稼働している。 一方、伊方原発の間近に、長大な活断層帯(中央構造線断層帯)を伴った中央構造線があり、海底の活断層が将来大地震を引き起こす危険があることが伊方原発訴訟にて原告から訴えられている。これに対し、四国電力側は、断層地震などを調査による安全確保、津波対策、冷却式非常用発電装置などを強調している。



また、鋳型原発に隣接して「伊方ビジターズハウス」が開設されており、原子炉の縮小模型や解説モニターを使った原子力発電の仕組みの開設などが試みられている。館内には、実物の6分の1の模型の原子炉格納容器、タービン・発電機、中央正誤室、使用済燃料プール、使用済燃料乾式貯蔵施設等を見学できるほか、伊方発電所における安全対策の全体像を見ることができる。
・参照:伊方発電所 – Wikipedia
・参照:伊方ビジターズハウス(PR館)(四国電力)https://www.yonden.co.jp/energy/atom/tour/ikata_visitorshouse.html
・参照:伊方ビジターズハウス・四国のおすすめスポット(ツーリズム四国)https://shikoku-tourism.com/spot/11635
・参照:愛媛県原子力センター https://www.pref.ehime.jp/page/7223.html
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♣ 玄海エネルギーパーク(玄海PRセンター)と玄海原子力発電所
所在地:佐賀県東松浦郡玄海町今村字浅湖4112-1 Tel. 0955-52-6409
HP: https://www.kyuden.co.jp/company/school/pavilion/enepark.html


→ 玄海原子力発電所に隣接して作られた原子力とエネルギー問題を主題とするテーマパーク。広大な敷地の中に、「玄海PRセンター」「サイエンス館」「九州ふるさと館」などエネルギーをテーマにした興味深い施設が並んでいる。このうち、玄海PRセンターは文字通り玄海原発の広報施設、サイエンス館は原子力発電の仕組みを解説する原子炉シアター、シュミレーションゲームなどがあり、楽しみながら原子炉について学ぶことが出来る。高さ13メートルの実物大原子炉模型や大迫力の原子力発電のしくみを開設する原子炉シアターも魅力の一つ。九州ふるさと館では九州の芸能や工芸のほか、発電所の廃熱を利用して栽培されている200種類の植物なども見どころとなっている。




玄海原子力発電所は、九州電力で最大の発電所であり、九州7県で使用される電力供給量の3割以上を発電し、3号機は2009年から日本初のプルサーマル発電を実施している。しかし、玄海原発の2,3号機は福島原発事故後、停止、再稼働予定は現在も未定である
・参照:玄海エネルギーパー・パンフレットhttps://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0510/8152/genkai_energy_wa.pdf
・参照:玄海エネルギーパーク (アイエム[インターネットミュージアム]https://www.museum.or.jp/museum/7101
・参照:玄海原子力発電所 – Wikipedia
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♣ 川内原子力発電所展示館(九州電力)
所在地:鹿児島県薩摩川内市久見崎町字小平1758-1 Tel. 0996-27-3506
HP: https://www.kyuden.co.jp/company/school/pavilion/sendai.html


→ 川内原子力発電所展示館は、川内原発建設に伴って1980年に九州電力が開設した広報施設。原子力発電所全体の模型や実物大の原子炉模型などが展示されており、原子力発電の仕組みなどを学ぶことができる。高さ12mの実物大原子炉模型や安全対策の展示が特徴で原子力の仕組みを視覚的に理解できる。2階の展望室からは隣接する発電所を見渡せる。


なお、川内原子力発電所は鹿児島県川内市にある加圧水型の原子力発電所で、九州電力としては玄海原子力発電所に次ぐ2か所目の原子力発電所。1984年に営業運転を開始している。2011年、東日本大震災後の最初の定期点検で1・2号機は運転停止したが、2013年に国が定めた新規制基準に基づく審査を経て、2015年に再稼働している。

・参照:川内原子力発電所展示館(Harada Office Weblog) https://haradaoffice.biz/sendai-nuclear-power-plant/
・参照:川内原子力発電所 – Wikipedia
・参照:川内原子力発電所展示館のクチコミ一覧(じゃらんnet)https://www.jalan.net/kankou/spt_46202cc3290031069/kuchikomi/
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♣ 原子力科学館(茨城原子力協議会)
所在地:茨城県那珂郡東海村村松225-2 Tel. 029-282-3111
HP: http://ibagen.or.jp/gk_toha/


→ 原子力科学館は、日本で最初に原子力の火が灯った歴史を持つ「東海村」にある原子力に関する総合展示館。原子の構造、放射線の性質、原子力発電の仕組みを模型や実験装置で学部ことが出来る。茨城原子力協議会によって運営されており、社会的に中立で科学的な立場で、放射線・原子力と社会との関わりを開設している。霧箱による放射線観測や、別館ではJCO臨界事故の記録展示も行われている。
展示内容は、原子の原理を知る「アトミックトラベル-原子の力-」、放射線の性質・作用を学ぶ「ラジエーションボックス-放射線の正体-」、自然界の放射線を語る「ネイチャータウン-自然界の放射線-」、原子力技術の社会での利用を考える「テックストリート-人と放射線・原子力の利用-」、原子力の課題と未来の姿を発信する「ボイスフィールド-未来の私たち-」などとなっている。



・参照:原子力施設の展示館https://www.vill.tokai.ibaraki.jp/section/gensiryoku/03kengaku/kengaku.htm
・参照:原子力科学館(茨城県博物館協会)http://ibaraki-museums.jp/category/sci/27/
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♣ 幌延深地層研究センター ゆめ地創館(日本原子力研究開発機構)
所在地:北海道天塩郡幌延町字北進432番地2 Tel. 01632-5-2772
HP: https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/yumechisoukan/


→ ゆめ地創館では、日本原子力研究開発機構の幌延深地層研究センターで行われている高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発などについて分かりやすく紹介する研究展示施設。館内では、「高レベル放射性廃棄物って何?」「地層処分ってどんな方法なの?」「どうして地層処分なの?」といった研究の背景についての説明や、調査研究が行われている地下施設の紹介、また地下の様子など、様々な内容について展示している。また、地上50mの展望タワーや地下500mの世界への移動を模擬体験できるエレベータ、地下350mにある調査坑道を3Dで探検できるコンテンツなどもあり楽しめる。


・参照:館内案内|幌延深地層研究センター ゆめ地創館 https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/yumechisoukan/hall.html
・参照:深地層研究センターとは?https://www.town.horonobe.lg.jp/www4/section/soumu/public/le009f000001v31u-att/le009f000001v35j.pdf
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♣ 楢葉遠隔技術開発センター(日本原子力研究開発機構)
所在地:福島県双葉郡楢葉町大字山田岡字仲丸1-22 Tel. 0240-26-1040)
HP: https://naraha.jaea.go.jp/


→ 楢葉遠隔技術開発センター(NARREC)は、東京電力ホールディングス株式会社福島第一原子力発電所の廃炉と、福島の復興という使命を深く胸に刻みつつ、遠隔操作ロボット、リモートセンシング、バーチャルリアリティといった最先端のDX技術を活用した研究開発に取り組んでいる施設。高濃度に放射性物質で汚染された廃炉作業においては、立ち入りが困難な場所が多く存在していることから遠隔技術は不可欠。 これを踏まえ、ここでは開発した技術によって作業員の被ばくを最小限に抑え、安全で効果的な廃炉を実現することを目指している。



・参照:遠隔技術で一歩先行く廃炉を(楢葉遠隔技術開発センター)について~https://www.youtube.com/watch?v=gojfHT0O7kA
・参照:見学・お問い合わせ|日本原子力研究開発機構 福島廃炉安全工学研究所https://fukushima.jaea.go.jp/visit/decommissioning.htm
・参照:楢葉遠隔技術開発センターパンフレット https://naraha.jaea.go.jp/pamphlet/pdf/naraha_01.pdf
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♣ むつ科学技術館(日本原子力研究開発機構)
所在地:青森県むつ市関根北関根693 Tel. 0175-25-2091
HP: https://msm720.jaea.go.jp/


→ むつ科学技術館は、日本初の原子力船「むつ」の軌跡を伝える総合科学技術館。同船の原子炉室や関連機器が実物展示されており、参加体験型の展示で科学の仕組みを学部ことが出来る。原子力による推進力や科学の不思議を体感できる貴重なスポットとして知られる。建物は原子力船「むつ」の特徴ある形状をしており、展示では「自然の不思議な世界」「先端科学技術紹介コーナー」「原子炉室展示室」などで構成され、科学実験工作も実施。館内にはプロペラ、タービンなどが展示されている。


・参照:むつ科学技術館(青森県観光情報サイト)https://aomori-tourism.com/spot/detail_156.html
・参照:【つながる旅行記#33】むつ科学技術館で「みらい」を考える https://note.com/tuki15ikiro/n/n8662cc543bd7
・参照:むつ科学技術館 – Wikipedia
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(原子力発電所関係施設 了)
