♣ 日立オリジンパーク・小平記念館
ー日立製作所のルーツと技術開発の歴史を追うー
(https://origin.hitachi.co.jp/)
茨城県日立市大みか町6-19-22 Tel.0294-87-7575


→ 小平記念館は日立製作所の製品開発の歴史を検証すると共に、創業者小平浪平の足跡を紹介。これまで日立工場内にあったが、2021年に同社の企業パーク「日立オリジンパーク」の中にリニューアルオープンした。このパーク内には「小平記念館」「創業小屋」「大みかクラブ」「大みかゴルフクラブ」が設けられ、日立が1910年の創業以来伝承してきた企業理念や創業の精神を伝えるべく開設した。

まず、
「小平記念館」では、操業者小平浪平のの人となりを示す資料、年譜、写真などがビジュアルに展示されており、氏の製作した製作機械の実物も数多くみられる。中でも、目を引くのは、1910年代、小平が独力で開発に成功した「電気モーター」(5馬力誘導電動機)の実物展示である。これは電機機械製品を殆ど輸入か外国人技術者に頼らざるを得なかった時代、国産電機技術の確立を目指し完成させたもので、日本が国産の電機産業を構築する基点ともなった製品である。 まず、「小平記念館」では、創業者小平浪平のの人となりを示す資料、年譜、写真などがビジュアルに展示されており、氏の製作した製作機械の実物も数多くみられる。中でも、目を引くのは、1910年代、小平が独力で開発に成功した「電気モーター」(5馬力誘導電動機)の実物展示である。これは電機機械製品を殆ど輸入か外国人技術者に頼らざるを得なかった時代、国産電機技術の確立を目指し完成させたもので、日本が国産の電機産業を構築する基点ともなった製品である。



また、「創業小屋」は、日立の原点である旧日立鉱山工作課修理工場を復元したもの。内部には、当時使用された簡素な製作道具類が展示されており、どんな苦労を重ねて製品を作り上げていったかを彷彿させられる。


ちなみに日立製作所の歴史をたどると、日立の原点は日立鉱山で、小平が「久原鉱業所日立製作所」として独立し創立したもの。当初は、制作中の電動機の故障など、数々のトラブルに見回れ危機を何度も経験している。しかし、日立の技術者は、これらを一つ一つ克服しつつ国産機械の開発を進め、現在の日立の技術的基礎を築いていったと伝えられる。この初期の開発成果としてあげられているのが、275馬力誘導電動機、250kVA水車発電機の回転子、10000馬力フランシス水車ランナーなどである。これらは、日立の初期の技術的挑戦を裏付ける製品群として記念館に展示されている。
(参考)「小平記念館」を訪ねる (igsforum.com) https://igsforum.com/hitachi-odaira-m-museum-j/ 参照
+++++++++++
♣ 東芝未来科学館
ー東芝のものづくりの歴史と製品を一覧展示ー
(https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/)
神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34 Tel.044-549-2200


→ 「未来科学館」は、東芝の技術開発の成果を伝える目的で設立されたが、日本の電子電気産業技術の歴史を示す貴重な博物館ともなっている。設立の基本コンセプトは、エレクトロニクスを中心とした最先端技術・科学の展示と情報発信、科学技術教育への貢献、産業遺産の保存・歴史の伝承となっている。館内の展示は、現代の科学技術の成果をビジュアルに観察できる数々の工夫がこらされていて、最近の科学技術の発展や歴史を生で体験できる。また、日本の近代産業遺産に連なる製品の歴史展示も魅力の一つである。


展示では、東芝の歴史、東芝製品の一号機や環境・エネルギー、社会インフラ、半導体など近未来の社会・生活シーンを見据えた先端技術を紹介する形となっている。また、日本の電気産業の発展、ものづくりに関連した産業遺産の保存・展示は貴重といえる。

なかでも、東芝の技術開発の歴史と企業発展を示す展示は魅力である。東芝創業の前駆をなす発明品類展示(万年時計や精巧なカラクリ人形など)、明治勃興期の電信機、電灯、発電機などの展示は、日本の電気電信技術の初期の発展の姿を示しており貴重な展示となっている。東芝では、これを「東芝1号ものがたり」として、創業者田中久重、藤岡市助の事績を伝える様々な逸話を紹介し、発明品の実物展示と解説を行っている。


(参考)「東芝未来科学館」を訪ねる(https://igsforum.com/visit-toshiba-science-museum-rjj/)
++++++++++++++
♣ 電気の史料館(現在臨時休館)
ー日本の電気事業の歴史と技術開発をみる資料館ー
(https://www.tepco.co.jp/shiryokan/)
参照:(https://www.tepco.co.jp/shiryokan/virtualtour/index.html)バーチャルツアー
神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4−1 Tel. 045-394-5900


→ 東京電力の史料館は、電力一般に関わる歴史史料、施設などの展示を行う史料館。ここでは多様な電気用具から、送電線鉄塔、発電タービンなど貴重なものが展示されている。東日本大震災による福島第一原子力発電所事故により一般見学休止中となったが関係者には公開されている。主な展示品としては、エジソン式直流発電機、信濃川発電所立軸フランシス水車発電機、千葉火力発電所1号タービン発電機、鬼怒川線送電鉄塔(バンザイ鉄塔)、皇居正門石橋飾電灯など約700点があり実物展示されている。現在、一般見学はできないが館内の展示物はバーチャルツアーで展示物を見ることができる。





参照:(https://www.tepco.co.jp/shiryokan/virtualtour/index.html)
+++++++++++
♣ 電機事業連合会の電力資料館
電力資料館・PR館情報 (https://www.fepc.or.jp/library/shisetsu/pavilion/index.html)


→ 電気事業連合会は、日本の電気事業を円滑に運営していくことを目的として、1952年(昭和27年)に全国9つの電力会社によって設立。以来、地域を代表する電力会社間の緊密な対話と交流を諮る一方、新しい時代の電気事業をつくり出していくための創造的な意見交換の場としている。現在。沖縄電力を加えて10電力体制で運営している。連合会参加の電力資料館は以下の通り。
・エネルギー館 あしたをおもう森 (http://ashitawo-omou-mori.jp/
青森県青森市安方1-1-40 青森県観光物産館アスパム2F、Tel. 017-773-2515
・グリーンプラザ(仙台)(http://www.tohoku-epco.co.jp/pr/miyagi/greenplaza.html)
宮城県仙台市青葉区一番町3-7-1 Tel.022-225-2969

・でんきの科学館(中部電力)(http://www.chuden.co.jp/e-museum/)
愛知県名古屋市中区栄2-2-5 Tel. 052-201-1026
・エネルギー科学館ワンダー・ラボ(http://www.rikuden.co.jp/wonder/)
富山県富山市牛島町18-7 アーバンプレイス3・4F、Tel.076-433-9933

・What’Sほくでんなるほど館(北陸電力) (http://www.rikuden.co.jp/pr/naruhodokan.html)
石川県金沢市石引4-17-1 北陸電力会館「本多の森ホール」Tel. 076-222-0011
・中電ふれあいホール(鳥取)https://www.energia.co.jp/area/tottori/entry/262.html
鳥取県鳥取市片原1-201 Tel. 0857-22-0354
・中電ふれあいホール(松江)(http://www.energia.co.jp/shima/space/hall/fureai.html)
島根県松江市東朝日町5-1 中国電力(株)Tel. 0852-31-8388
・エネルギアプラザ(http://www.energia.co.jp/oka/space/plaza/pr1.html)
岡山県岡山市北区内山下1-11-1 うちさんげ電気ビル内 Tel. 086-222-8986
・電遊館エネルギア(http://www.energia.co.jp/yama/space/denyu/index.html)
山口県山口市中央2-3-1 中国電力(株)山口支社 Tel. 083-925-5799

・Jパワー&よんでんWaンダーランド(
(http://www.jy-wonderland.jp/)
徳島県阿南市福井町舟端1 Tel. 0884-34-3251
・オール電化体験施設カエルぴあなは(沖縄電力)(http://www.kaeru.tv/service/exp/)
沖縄県那覇市旭町114番地4 おきでん那覇ビル2F
Tel. 070-5819-0984
++++++++++++