♣ 電気製品と音響機器関係のものづくり博物館)
日本のテレビ、掃除機、冷蔵庫、エアコンなど各種家電は、今やどこの家庭や職場でもなくてはならない製品である。また、これらは、日本が世界に先駆けて市場を広げ、日本の持つ製造技術によって生産してきた商品群でもある。この節では、これらの製品を生み出してきた企業の博物館を紹介し、その歴史や事業展開、 製品、“ものづくり”の手法とイノベーションの過程を示している。また、音楽楽器、音響機器の展示する博物館の共に、その主要な楽器、音響機器を製作する企業の歴史、製作過程、製品を紹介
(電気製品製作のものづくり博物館)
・パナソニックミュージアム ものづくりイズム館 (https://holdings.panasonic/jp/corporate/about/history/panasonic-museum/facility/ism-museum.html#facility)
大阪府門真市大字門真1006番地 Tel.06-6906-0106
→ 常に新しい“くらし文化”を追求して家庭用電化製品を開発・提供してきたと自負するパナソニックの足跡をたどる博物館。歴代製品を紹介・展示することで、同社の“ものづくり”への思いと技術者の努力を伝える。
・パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館 (https://holdings.panasonic/jp/corporate/about/history/panasonic-museum.html) → 創業者・松下幸之助の生涯をたどりながら、歴代の製品とパナソニックの目指すもの(「心」)を紹介。
・パナソニックセンター東京(ショールーム) (https://holdings.panasonic/jp/corporate/center-tokyo.html)
東京都江東区有明3丁目5番1号 Tel.03-3599-2600
・松下資料館(パナソニック、京都) (https://matsushita-library.jp/)
京都市南区西九条北ノ内町11番地 PHPビル3階 Tel.075-661-6640
・東芝未来科学館 (https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/)
神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34 Tel.044-549-2200
→ 東芝グループの歴史、東芝製品の一号機や環境・エネルギー、社会インフラ、半導体など近未来の社会・生活シーンを見据えた先端技術を紹介することを目指して設立。日本の電気産業の発展、ものづくりに関連した産業遺産の保存・展示にも注力している。
・シャープミュージアム (https://corporate.jp.sharp/showroom/)
奈良県天理市櫟本町”0743-65-1321 Tel. 050-5433-1543
→ 展示は、歴史館、技術館の2つの施設から構成され、社名の由来になったシャープペンをはじめ、未来遺産に登録された日本初のテレビ、世界初のオールトランジスタダイオード電卓など、貴重な史料を年代順に紹介。技術館では、生物模倣学の家電製品への応用例や家電製品のリサイクル技術など研究成果わかりやすく紹介
・ソニー歴史資料館(2023 閉館) (https://tecstaff.jp/2018-12-18_sony-archives_report.html)
東京都 品川区 北品川6-6-39 Tel.
→ ソニーの代表的な商品約250点を展示。商品にまつわるエピソードや技術開発の歴史を紹介する貴重な史料館
・盛田昭夫塾(盛田昭夫記念館) (https://akiomorita.com/library/)
愛知県常滑市小鈴谷字亀井戸7-4 Tel.0569-76-2865
→ 創業者の一人でもある盛田昭夫の「人となり」を紹介する記念館。
・富士通アーカイブズ (https://www.fujitsu.com/jp/about/plus/museum/archives/)
静岡県沼津市宮本140
→ 富士通のルーツである古河グループ創業時からの歴史年表と共に、当時を表す文書や写真、製品などを展示。
・富士通テクノロジーホール (https://www.fujitsu.com/jp/about/corporate/facilities/showrooms/technologyhall/)
神奈川県川崎市中原区上小田中4-1-1 Tel.
→ 施設のヒストリーゾーンでは、電話交換機から始まった富士通の通信機器メーカーとして誕生以来の歴史を紹介。
・TDK歴史みらい館 (https://www.tdk.com/museum/)
秋田県にかほ市平沢字画書面15 Tel.0184-35-6580
→ TDKのあゆみをモノづくりの歴史から紹介。日本で発明された磁性材料フェライトの工業化を軸にTDKの製品・技術の進化を展示している。
(音響機器関係のものづくり博物館)
・浜松市楽器博物館 (https://www.gakkihaku.jp/)
静岡県浜松市中央区中央3-9-1 Tel.053-451-1128
→ 世界中の楽器1500点以上を、地域別、種類別、年代別に展示した珍しい音楽の一大博物施設。伝統楽器、洋楽器、電子楽器などどのような楽器が生まれ、演奏されてきたかがよくわかる。日本の制作楽器も多数収蔵。
・ヤマハ・イノベーションロード (https://www.yamaha.com/ja/about/innovation/)
静岡県浜松市中区中沢町10番1号ヤマハ本社事業所21号館内 Tel.053-460-2010
→ ヤマハの創業当時のオルガン、ピアノから、現在に至るまでの歴代の楽器類を一堂に展示。楽器の分解構造も示しながら、ものづくりへのこだわり。匠の世界、伝統の技と機械化の融合、ものづくりで培った技術の姿を紹介。
・カワイ竜洋工場歴史資料室 (https://www.kawai.jp/ryuyofactory/facility/historyroom/)
静岡県磐田市飛平松252 Tel.0538-66-5111
→ ピアノの製作メーカー・カワイの工場内に設けられた資料室。カワイが制作してきたピアノを展示すると共に、工場での熟練職人たちによるピアノ製作の「匠の技」と最新の「科学の技」を共存する姿を体感できる。
・国立音楽大学楽器資料館 (https://www.gs.kunitachi.ac.jp/ja/)
東京都立川市柏町5-5-1 国立音楽大学 4号館1階 Tel.042-535-3631
→ 音楽演奏研究のため収集した古典楽器、現代楽器などを収蔵展示。雅楽、能、箏曲などの伝統楽器、19世紀のフォルテピアノや、ハープシコード、クラヴィコードなどの鍵盤楽器や、世界各地の民族楽器も展示。
・テクニカ・ギャラリー (https://www.audio-technica.fukui.jp/equipment/gallery/phonograph)
福井県越前市戸谷町87-1 Tel.0778-25-6700
→ 1900年代以降生産された蓄音機を見本展示
・音浴博物館 (https://onyoku.org/)
長崎県西海市大瀬戸町雪浦河通郷342-80 Tel.0959-37-0222
→ SPレコード1万枚。手まわし蓄音機60台。昭和30年代のステレオ装置、日本最初のテープレコーダーも展示。
・音響科学博物館(小林理学研究所) (https://www.kobayasi-riken.or.jp/museum/museum.html)
東京都国分寺市東元町3丁目20番41号 Tel.042-321-2841
→ 音の姿の把握とその振舞いの解明を進める「音響学」の歴史に関する資料を展示
・民音音楽博物館 (https://museum.min-on.or.jp/)
東京都新宿区信濃町8番地 Tel.03-5362-3555
→ オルゴールや自動人形演奏楽器、古典ピアノ、民俗楽器など多数を展示
・超音波科学館(本多電子) (https://www.honda-el.co.jp/museum)
愛知県豊橋市大岩町小山塚20番地 Tel. 0532-41-2511
→ 魚探 、超音波センサー、精密洗浄などに使われる聞こえない音「超音波技術」の紹介と製品展示